地域医療連携室・医療相談室のblog

2015年04月14日の記事

ある日のある推理。

こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

あれは、昨年末の出来事でした。

院内の職員玄関にあります、タイムカードを打刻する機器、
タイムレコーダーが置いてある机のそばを通った際、私は
何かが置いてあるのを発見したのです。

近づくと、それが何であるかはすぐにわかりました。

わかりましたが、病院という場所で見るのはあまりにも新鮮で、
目を疑ってしまったほどです。

私が発見したもの、それは『お好み焼き用のへら』でした。

金属製で、持つ部分は木で加工されている、よく見るへらです。

この忘れ物の件は翌日より院内に周知されたものの、結局持ち
主は現れませんでした。

食に関することといえば栄養科ですが、確認したところ関係が
なかったとのことです。

へらが置かれていた場所は一部の業者の皆様も通る場所では
ありますが、タイムレコーダーが置いてある机の上にあったことを
考えても、おそらくは当院スタッフの忘れ物かと思われます。

佐藤は心配になりました。

お好み焼きをひっくり返す時に大丈夫だったのだろうか、と。

忘れ物のへらは新品と思われ、透明なビニール袋に入っておりました。

おそらく、持ち主は新調したへらで華麗にお好み焼きをひっくり返す
ことを楽しみにしていたのではないでしょうか。

もしかしたら、お好み焼きパーティーに持参するためのものであった
のかもしれません。

あるいは、年末という時期を考えても、帰省する際の手土産、もしく
は「お好み焼き用のへらがほしい」と、実家から頼まれていたという
可能性もあります。

しかし冷静になって考えてみますと、本当にお好み焼き用のへら
であったのかどうかはわかりません。

私にはそう見えただけで、本当は焼きそばを炒めるためのへらで
あったかもしれませんし、鉄板焼きでステーキを焼いたり、その後
のガーリックライスを作るのに使うへらだったのかもしれませんし、
はたまた年末の大掃除に向けて工具として使うへらだったのかも
しれないのです。

ただ、何にしましても、なぜ院内にへらを持ち込んだのかという
大きな疑問はありますが(笑)。

どうしてへらが持ち込まれ、そして置き去りにされたのか。佐藤は
想像してみました。

へらが発見されたのは昨年の12月29日。持ち主はその日が年内
の最終出勤日であったのだと思います。

そして、上記したように、おそらく実家からへらを購入してくるよう
にと頼まれていたのでしょう。

購入はしたものの、持ち主に料理をする習慣はなく、お好み焼き
はもっぱらお店で、それも店員さんに焼いてもらって食べることを
常としていたため、へらの存在など忘れていたのです。

その日の勤務後は自宅に戻らず、直接帰省する予定であった
持ち主。出勤時に忘れ物はないかと考えてみたところ、ハッと
へらのことを思い出します。

慌ててへらを探し出した持ち主。時間がないため、そのへらをコート
のポケットに詰め込んで出勤します。

勤務終了後、タイムカードを押そうとタイムレコーダーの前に立った
持ち主は、同時に車のキーを取り出すためコートのポケットに手を
入れたところ、へらがあることに気が付きます。

一方、肝心の車のキーが見つかりません。

おかなしいなと思い、へらをタイムレコーダーが設置してある机
の上に置き、キーを探します。

コートのポケットにはへらを入れていたため、キーはいつもとは
違う、カバンの中に入れていたのでした。

あちこち探しようやくキーを見つけた持ち主は、タイムカード押し
ながらふと職員玄関の外に目をやります。

過去の天気を見てみますと、その日は雪。

高速道路を使って帰省予定の持ち主は、交通規制になっては
大変と焦り始めます。

そうこうしている間にぞろぞろと勤務を終了したスタッフがやって
きたため、タイムレコーダーの前を譲らなければ、とすぐにその
場を立ち去ったのです。

こうして、切なくもへらは院内に忘れられたのでした。

ちなみに、実家に帰った持ち主はへらのことを聞かれ、そこで
初めて忘れたことに気が付くも、依頼されていたのは金属製の
お好み焼き用ではなく、一般的なフライ返しであることが判明。

年末年始の休みの間にそのことはすっかり忘れてしまい、その
後に思い出したものの自身で使う予定もなく、ついには名乗り
出ることはなかったのです。

と、このように詳細を書いてきますと、まるで私が持ち主かのよう
に思われるかもしれませんが、私ではありません(笑)。あくまで
も想像です。

そして以上のような想像から、持ち主は「普段料理をする習慣の
ない独身の男性で性格はおっちょこちょい。実家は遠方にあって、
お好み焼きへの愛情はさほどないスタッフ」と推理いたしました。

はたして、真実はどうなのでしょうか。

本当に院内のスタッフなのか、それとも外部の方なのかはわかりま
せんが、もしもこのブログをご覧になっておりましたら、そっと名乗り
出ていただき、へらの真実を教えていただけますと幸いです。

それでは。

 

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